行政書士の試験勉強で、法令科目をやりはじめる前に

行政書士の試験問題の大部分を独占していると書いても、いいすぎにならないくらい多いのが「法令科目」です。
その内訳はこうなっています。
◎公法
「憲法」「行政法の一般的な法理論」「行政手続法」「行政不服審査法」「行政事件訴訟法」「国家賠償法」「地方自治法」
◎私法
「民法」「商法」
◎その他(公法と私法の両方の上部にあるような位置づけ)
「基礎法学」

この中で、「憲法」と「民法」だけは、行政書士に確実に受かるためには他の科目より優先して試験勉強を 開始したほうがいいですね。
この2科目は、とにかく量も多いです。しかも困ったことに、 他の科目を勉強するときにこの2科目を勉強していないとわからないことがけっこうありますから、 行政書士試験の日に向けて、勉強時間が無駄になる恐れも出てきます。
この2科目はやっていてつらくなることがけっこうあるかもしれません。しかし勉強に弾みがついてくれば 残りの法令科目のインプットをするときにだいぶ拍車がかかりますし、 いきおい残りの科目をやる時にも拍車がかかることが期待できます。

では憲法と民法の次にやったほうがいいのはどれでしょうか? それは憲法以外の残りの公法でしょう。
もともと公法は行政関連の法規がいくつも入っていますし、これは憲法の三大原則(司法・立法・行政)を 具現化するために決められてきた経緯があるからです。公法は量も多いですし、行政書士の試験科目の中で 占める比重も高いですね。

なお、憲法以外の公法ですが、「行政手続法」は優先順位を先にしたほうがいいでしょうか。
「行政法の一般的な法理論」も早くから手を出すほうがいいのですが、これは人によっては時間がかかるため 何回も舞い戻ってやることも必要になってきます。

公法が全体的に終わったら、その次は民法以外の私法、つまり「商法」です。
商法は民法の特別法であるという位置づけをされていることはあまり知られていないようですが、 裏を返せばこれは民法をやっていないと商法の勉強は遅々として進まなくなるということでもあります。
時間がかかることを見越して、行政書士の試験を受けるまでに多めに時間を割いてほしいものです。

最後の「基礎法学」は、公法と私法の区別なく、全体的なそれぞれの法律の概念等を網羅しているものです。
しかし、最初にやろうと思ってもなかなか理解できません(書かれている内容があいまいすに見えてしまうでしょう)
そこで最後にやるほうが、賢明な行政書士の試験科目の進め方になるはずです。