行政書士試験の問題の中心になるともいえる「民法」

行政書士の試験を受けようと思ったら、単調なことの積み重ねになる部分が、日々の勉強の中に 絶対に出てくるはずです。そんなときに多くの受験希望者が脱落するきっかけになっている法令があります。
それが民法です(といっても、民法だけが特にそうだという意味ではないので注意)。
民法は、ボリュームが本当に多く、やりはじめて間もない段階でもつまずいてしまうようなきっかけが あちこちに潜んでいます。
しかし民法は、行政書士の試験問題の中では最重要科目で、早いうちに勉強をはじめないといけないですし 他の法令を勉強するときも、ときどき民法に戻ったり、または民法との比較をしたりする機会がよくあります。

早い話、民法は行政書士の試験問題の中では、受験者にとって避けられない土台です。
民法は、私たち日本人の生活の共通の規律でもあるので、飽きない工夫をして(たとえば、 我が身を振り返ってあてはめるようなことを多くやって)、がんばってやりとげてほしいですね。

民法は条文を理解するだけでも時間がかかることが多くて厄介ですが、それに加えて 最近の行政書士試験では判例を絡めての問題が増えていて、難易度は意図的に上げられている可能性が濃厚です。

◎総則
基本ルール、共通ルールが書いてある部分ですが、実際の行政書士試験の問題によく使われています。
代理制度や後見人制度に関する部分はよく問題になっているので注意したいところです。
最近は、数年前に法改正があったばかりの「法人」の規定についても旬だといえるでしょうか。
◎財産法
総則も財産法のひとつですが、ここは主に物権法と債権法のことを指します。
時効や取消、不動産の対抗要件や抵当権の部分がよく行政書士試験の問題に採用されると思っていいでしょう。
物権法については不動産と動産の違いや担保物権の種類、債権法については保証人の種類や典型契約の種類、 といった範囲からあたっていくとスムーズに勉強に入れるのではないでしょうか。
40文字程度の記述試験もしばしばここから出されています。
◎家族法
婚姻や親子の関係、そして相続や遺言が、よく行政書士試験の問題に使われていますね。
親子の範囲や相続の範囲を抑えながら読んでいくだけでも、わりと頭には入りやすいです。
親族法については、親子の範囲をマスターしたら、婚姻(離婚を含む)や養子縁組の規定を覚えるとよいですし、 相続法については、相続や分割の仕組みを覚えたら、次に法定相続や遺言の形式に移るのが順当でしょう。

民法は量が途方もなく多いため、どうしても過去問分析しないと、本番の行政書士試験での問題範囲がわかりません。
しかし過去問とテキスト・六法の往復をしているうちにだんだんわかってきて 面白味も出てきますから、早めにその段階に辿り着くことがいちばんです。