行政書士試験科目で、やりにくい内容ばかりなのが「基礎法学」?

行政書士の試験はやらないといけない内容がとにかく多すぎるので、それについていけなくて挫折してしまう 受験希望者は毎年たくさん出ているようです。膨大な法令の条文や判例と向き合わないといけないのは 本当にたいへんですが、まだはっきりと文章が書いてあって、厳格な説明がなされている以上 勉強しやすいほうだともいえます。なにしろ、「つかみどころがない」とさかんに書かれている 内容が、行政書士の試験科目には入ってくるからです。
それが、「基礎法学」です。基礎法学は、あらゆる法令に通じる基礎的な理念を盛り込んでいるもので、 目的のまったく違う法令に共通することを書いていることもあって、あまり具体的なことは 書かれていないのが最大の特徴です。

このためこの基礎法学は、他の行政書士試験の法令科目(公法と私法を含む)の内容を ひと通りやり抜いてから手を出したほうがいいですね。
最初に基礎法学を手に取って読み進めていく場合、書かれていることがなかなか理解できなくて 焦りやストレスを感じることになることが多いですから。

基礎法学で、行政書士本試験によく出てくる内容は、法体系や法令上の用語、また法律の適用される範囲といった 本当にあらゆる法令の共通原則になることがほとんどを占めています。
その事実に気がつくとだいぶ楽に感じられるかも知れませんが、 かえって単純な誤解や思い違いに足元をすくわれることがあるので 基礎法学の勉強では、基礎の中の基礎のようなことでもよく確認することがいちばん大事です。

他の行政書士試験の法令科目の内容も、「何回も戻ってきて勉強する」ことが必要なものですが、 基礎法学もその点は共通しています。基礎法学の内容は定期的に何回も読んでいくことで 少しずつわかっていきますから、なるべく時間をかけることも前提となります (時間がないのにあえて試験を受けるときは、質の高い通信教育のような方法に頼ったほうが無難でしょうか)。

この科目でも過去問を利用した試験内容の絞込みは大事ですが、時事的な問題も増えていますから、(行政書士受験 以前に)最近よく社会で話題になっている事柄や、法改正があった部分を なるべく意識することも忘れないでほしいですね。