行政書士試験科目の最新の内容といえるのが「情報通信・個人情報保護」

行政書士の試験内容の中でものすごく現代社会の世相を反映している科目といったらどれになるでしょうか?

これはある程度答えが決まってくるのではないでしょうか。
法令科目の中にも、それなりに世相に左右されるものはありますが、やはり一般知識科目のほうが 世相との関連は強いでしょう。そして、この「情報通信・個人情報保護」がその最たる例ではないでしょうか。

この科目は、高度情報化社会に入っていくにあたって多くの情報の流出が糾弾されるようになったために 用意された概念であり、制度でもあります。
ある意味で、比較的若い世代の受験者にとっては特に親近感を持てる科目かもしれません (若い世代ほど、パソコン等の使用に慣れていますし、他の行政書士試験の内容よりもとっつきやすいでしょう)。

過去問を中心に対策をすることは大切ですが、この科目は現実の動きが如実に反映されるため、それに注意しながら 勉強をしていかないといけません。情報の保護に関するニュースが出ているかどうかは、 できれば毎日チェックしてほしいくらいです。
そして、理念を理解するだけではなく、用語の定義や使い分けについても正しく勉強していく必要があります (なんとなくは理解できていても、正しい用語を覚えていないために本番の行政書士試験の問題内容に 正しい解答を出せない受験者も多いようですから)。

ただし、範囲としてはそれほど広い科目ではないですね。むしろ、他の行政書士試験の科目内容と比べると かなり狭いといってもいいでしょう。
中心になる法令は「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」です。もちろん他の法令の中にも 関係があるものはありますが、これは法令科目の「行政法の一般的な法理論」の一部でもあって、 この法令を徹底的にやることは両方を合わせてものにすることにつながります。

範囲外のポイントが絡んでくるとしても、(法改正にちなんだ部分であるとか)他の行政書士の試験勉強の内容が 役に立つことも多く、受験者にとって負担が重い科目ではありません。
他の科目をやるときも、情報保護の観点からいろいろな内容を探っていくと、きっと行政書士試験の日に 役に立つことでしょう。

この科目は、行政書士の現実の仕事にも大きく関係しています。行政の手続きは どんどん電子化が進められています。行政書士の試験内容から離れて考えても非常に役立つ知識となるので 損得勘定抜きでやっていってほしいですね。